右頬の赤みを乳製品のせいと片づけるには、あまりに単純すぎる。
むしろ疑うべきは、食後に体温が上がるあの現象──食事誘発性熱産生である。
これにより顔が火照れば、酒さは喜んで踊り出す。まったくもって、迷惑な皮膚疾患である。
火照らない身体。火照っても揺るがぬ肌。
それこそが我が求める“防御力”であり、未来のカギである。
ホルモンをうまく作れない「省エネモード」に入った体に、
せっせと栄養を送り込み続けたら、何かが変わるのか。
それとも、何も変わらないのか。
それを確かめるために、自分の体で淡々と実験し記録してゆく──
それが、この企画である。
▶︎酒さが悪化する本当の理由|ホルモンバランスと食生活の見直し方
記録16日目
🗓 2025年6月17日(火)
- 栄養を少し入れ始める(脂質・たんぱく質)
- 視床下部・副腎に「安全信号」を送る
- 食事は胃が疲れない範囲でOK
✍️観察メモ
肌:左右の頬に、紅き陣地が拡大中。
とりわけ右頬の侵攻が著しい。
昨日までの乳製品摂取──大福の余韻かと疑うも、乳を断っても出る時は出る。
まるで“乳の幻影”に怯える日々である。
食事:昨夜ついに、白米が炊かれた。
我が食卓に、文明の象徴たる“米”が戻ってきた。
ただそれだけで、「まともな食事」に見えてしまう己の脆さに、少々の寂しさを覚える。
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便:音沙汰なし。
昨日の摂取量が少なかったツケか、はたまた腸の沈黙作戦か。
便が出ぬ日は、己の影も薄く感じる。なかったか。
体調:カフェインの魔力に頼る。
アイスコーヒーという名の黒い液体を摂取した日は、決まって眠くて仕方がない。
カフェインの魔力に頼る身でありながら、その底知れぬ作用には、未だ畏怖を禁じ得ない。
本日の総括:乳、それとも食事誘発性熱産生の影響か。
朝、鏡を覗けば、昨日よりもなお赤い顔面がそこにいた。特に右頬。
まるで、頬の奥で小さな宴でも開かれているのか?と言いたくなるほどの赤みの祭典。
大福に潜む乳の一撃か?と疑ってみる。が、どうにもそれだけでは説明がつかない。
乳を断っていても現れる赤ポツたち。その無礼千万ぶりには、もはや感服するほかない。
食事に目をやれば、ついに我が家に白米が炊かれた。
これだけで、何やら「人としての営み」が戻ったような気がしてくるのだから不思議である。
しかし、便りはなし。前日から続く小食のツケか、それとも…。
そしてアイスコーヒー。これを飲む日は決まって眠い。
カフェインよ、お前は救世主か悪魔か。感謝と畏怖が同居する。
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