朝というやつは、得てして胃袋にやさしくない。
私にとっての朝食とは、飲み物片手に大根やら人参やら、林檎を主につまむ程度──まるで修道女の断食明けのような慎ましきものであった。
しかしながら、本記録の開始にあたり、まず着手したのが「朝の糖質革命」である。
果物の甘みに頼るのではなく、腹持ちの良い穀物たち──白米、オートミール、はたまた甘栗──彼らを朝の食卓に召喚することにしたのだ。
そして本日、白羽の矢が立ったのは、
リゾット。
湯気とともに立ち昇るその香り、
口に運べばじんわりと体が温まる。
胃袋が満たされるのと同時に、心までもが「ふわっ」と緩むのが分かる。
空腹に耐えずとも良い──
ただそれだけで、これほどまでに身体がリラックスするとは、驚きである。
ホルモンをうまく作れない「省エネモード」に入った体に、
栄養バランスを意識した食事を続けることで、
どんな変化が起こるのか——。
それを自分の体で実験・記録していくのがこの企画。
記録2日目
🗓 2025年6月3日(火)☔️
- 栄養を少し入れ始める(脂質・たんぱく質)
- 視床下部・副腎に「安全信号」を送る
- 食事は胃が疲れない範囲でOK
✍️観察メモ
肌:ブツブツ、出番なし。
赤みも広がらず、穏やかなる肌模様。
食事:起床から1時間以内の食事はまだ高き壁
なれど、
朝のタンパク質補給だけは死守。リゾットの裏に潜むイワシと2本のちくわが良き働きをしてくれた模様。
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便:量は控えめ、硬さは堂々たるもの。
まだ水分との交渉が足りぬか。
体調:リゾットにより内なる冷気を払拭。
「栄養が来たぞ」と体が叫び、全身がほっと胸をなでおろしていたように思う。
本日の総括:君たちは朝に何を食べるか。
かくして私は、「朝の果物信仰」から一歩踏み出し、炊かれし米──すなわちリゾットという名の戦士を迎え入れた。
湯気とともに立ち昇る安心感。
内臓に染み入る穀物のぬくもりは、私の体に「飢えなくてよい朝」という新たな景色を見せてくれたのである。
その結果、肌は荒れることなく安定。便は控えめながらも誇り高く。
そして何より、体の芯に宿る”ほっとした感覚”──これは明らかに、朝の一皿による賜物である。
朝に何を食べるか、それは単なる栄養摂取にあらず。
その日をどう生きるかを、静かに決める儀式なのだ。
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